埼玉県鴻巣市の模型製作スペース・プラスタ

5min. by PLASTa

5分で分かる!プラモを100%楽しむためのトリセツコラム

水性塗料でキレイなグラデーション背景をカンタンに作っちゃおう!

作品を自分で撮影する時、背景の色で悩みますよね?水性(アクリル)塗料とエアブラシがあればキレイなグラデーション背景が作れちゃいますよ!

プラモデルを完成させたらご自身で撮影してSNSにアップする、というルーティーンの方は多いと思います。白か黒の背景で撮ることが多く飽きるのでは?たまにはグラデーション背景を使ってみてはいかがでしょうか✨

結論から言うと
・PVC(ポリ塩化ビニル)シートの白
・水性アクリル塗料(シタデルカラー等)
・エアブラシ
があればカンタンにグラデーション背景が作れます!
撮影後はカンタンに拭き取れます💪

PCVシート、水性塗料、エアブラシがあればすぐ作れる!

グラデーション背景はネットで販売されていますが意外と高く、しかもそれほど頻繁には使わないのでコスパが悪い…じゃあ自作してみようか?ということでトライしてみました。カンタンに作れますのでぜひ試してみてくださいね。
まず必要なのはPVCシートの白(艶消し)。これは背景としてお持ちの方も多いはず。紙と違って何度も使えますし安いので持ってない方は一枚持っておくと良いでしょう。PLASTaでは幅70cm、長さ140cmのものを使用中。値段は2,000円以下でした。

白いPVCシート

水性塗料を希釈して薄く吹く

水性塗料を吹き付けます。今回は白をベースに上側をスカイブルーのグラデーションにしてみました。シタデルカラーのCALEDOR SKY(BASE)とCORAX WHITE(BASE)を混ぜて水色に。筆塗りのイメージが強いシタデルカラーですが希釈するとエアブラシでも吹けるんです!かなり薄く希釈して(水でも大丈夫かと思いますが今回はタミヤのアクリル塗料用溶剤で希釈しました)遠めからふわっとエアブラシで吹きました。砂吹きと呼ばれる塗装方法です。薄いので最初はほとんど色がつきませんが逆に失敗しにくくグラデーションが付けやすいですが少し時間がかかりますが根気よく吹いていきましょう。いっぺんに色をのせようとすると弾いてしまうので注意!
なおPLASTaではシタデルカラーを多数取り揃えております♪ぜひ一度お試しください🙇

シタデルカラー

乾いたら完成♪

こんな感じでグラデーション背景が完成しました。PVCには塗料が乗りにくいのでひっかくとすぐ剥がれてしまいますが普通に扱っている分には大丈夫(作品を上に乗せる時は擦らぬよう注意)。水がついても色落ちしません。

この背景で撮影したものがこちら↓ オラザク大賞受賞者であるシマコウさん(https://x.com/_SHIMAKOU_)のザブングルを撮らせていただきました。グラデーション背景はどことなく懐かしい雰囲気もあるので80年代のキャラクター等にはとてもマッチすると思います☺️

撮影後はカンタンに元に戻せる!

水性アクリル塗料の手軽さの一つとして有名な「キッチンマジックリンでカンタンに落とせる」、ご存知でしょうか?これを利用してキッチンマジックリンを布に浸して拭き取ればあっという間に塗料が落ちちゃうんですよ!白いPVCシートは静電気で結構汚れが付着するのでちょうど良い掃除になります♪

いかがでしたか?いつもの白にちょっとグラデーションで色を加えるだけでだいぶ印象の違う背景に早変わりしますね。何色か使っても面白いかも!?ぜひ楽しんで撮影してみてください📷

PLASTaオーナー

模型製作スペース・プラスタのオーナー
現役フォトグラファーの顔を持ち、作品の撮影依頼をはじめ定期的にフォトレクチャーやイベントを行っています。プラモデルの腕前はコンテストでトロフィーをもらった小学生の頃がピークだったようで現在再修行中。